
2010年9月に組んだi7-870PCが、2024年1月遂に深刻な故障となりi5-13400Fで抜本的な組み換えとなりました。
起動後暫くしてフリーズするようになり、数日後には起動途中でコケるようになりました。
ジャンクメモリーに交換すると二日ほど治っていましたが、再発することからマザーボードの異常だと判断、
マザーボードを中古で交換する手もありましたが、この際なので電源とグラボは流用し更新することにしました。
新しいPCの構成は、静音性とある程度のエンコード性能の両立が出来る、ミドルクラス性能を狙いました。
ゲームは基本的にしないので、動画の編集・エンコードとネットの閲覧が主目的だからです。
H770のwi-fi付マザーと程よい性能のi5-13400Fを選択、誤算だったのは、Fは内臓GPUが無いけど
マザーのオンボードVGAで画像出力が出来ると思っていたことです。
実際は内臓GPUが無いと、マザーの映像出力端子はお飾りです。私はグラボ使用前提なので問題無いのですが、
グラボ故障時の保険としてF無しを買えば良かったかも知れません。
旧PCを解体し一部の部品を取り、新PCを組み上げるのは二時間ほどで終わり案外楽だったと思います。
今回、PCケースもAntec P10Cで新調しましたが、従前のSOLOより軽い割に静音性は高く質感にも満足です。
ケース内の構造も、電源やストレージのケーブル処理がし易かったです。
ただ、付属のケースファン4個は、同じく付属のファンコンに接続されており強弱の二段階しか調整出来ません。
これをファンは夫々マザーのケースファン端子に繋ぎ、ファンコン基盤は除去、
ファンコンスイッチの2Pはマザーのリセット端子に繋ぎました。
これによりケースファンはUEFIにより、CPU温度と連動しつつ極力低回転の任意設定に出来ました。
またファンコンスイッチが、存在しなかったリセットスイッチとなりました。

組み立て自体は簡単でしたが、今回はOSのクリーンインストールからで概ね元の環境に戻るまで一週間を要しました。
光学ドライブは無しなので旧PCでのCドライブで起動し、OSのイメージファイルをFAT32フォーマットに対応するよう
DOSコマンドでファイル分割してUSBメモリー保存、そちらからインストールしました。
その他、OSの再ライセンス認証はMicrosoftアカウントにリンクさせる、Win11のシステム要件に適合させる設定変更、
メールソフトの変更に伴うデータファイルの形式変換など、自作浦島太郎状態なので大変でしたが、
ググレば必ず答えがありレジストリ、UEFIも色々試して完了出来ました。
Cinebench R23でチェックすると、CPUに対応したスコアが出ており各設定に問題は無いようです。
実感として、起動もエンコードも隔世の感がある速さですが、騒音を感じことも無く快適に使用出来ています。
自作は安く済む訳でも無く手間も一入ですが、音と性能が狙い通りのPCになり、
トラブル時も自分で対処する知識が身に着くのもいいと思います。
2025.1.21にWindows11にOSを更新しました。
Windows10に何の不満もありませんでしたが、どの道更新になるので実行、Windows10が出た時は最後の更新になるとか言っていたような・・・
2024.1.30にi5-13400Fで組み替えた際、何故か三か所ほどWIndows11不適合の警告が出ていました。
BIOSの設定絡みもあり面倒でしたが、その時にググりまくって、全て解消しておいたのでスムースに更新出来ました。
更新後、既存のアプリに不具合は無く、ちょっとした違いにもすぐに慣れました。
それと私のマンションはVDSL配線方式なのですが、NTTがVDSLとLAN配線方式の新規受付終了、及び料金改定に伴い積極的に光配線方式への移行を行っているとのこと。
2024年末にNTTの「光配線方式の設備(光スプリッタ)導入ご要望入力フォーム」より申し込みしたところ、2025.3時点で現地調査が完了し設備構築の準備段階との返事でした。
工事費などをNTTが負担し、面倒な交渉もNTTがしてくれるので助かります。
設備構築が完了したらフレッツ 光ネクスト1Gbpsに切り替えます。

2025.8にキーボードを交換しました。
それまでも数年間エレコムのメンブレン静音重視のキーボードを使用していましたが、数回の冠水(酒がかかる)により戻りが悪いキーがあり困っていました。
同社製で同じくメンブレンの水洗い出来るキーボードがあることを知り、交換しました。こちらはBluetooth接続で電池の持ちは約一年、マザーがBluetooth対応なので初めてワイヤレス接続品にしました。但し有線接続では無いので、BIOSを呼び出すことは出来ず従前のキーボードも非常用に保管しておきます。
このキーボードは音も静かだし、液体がかかっても電池部以外は水洗い出来るので安心。それと3チャンネル切替でスマホにもキーボード入力出来て便利です。

2025.8にマウスの修理もしました。
steelseriesの性能の良いゲーミングマウスを使っています。クリックの耐久性に問題は無いのですが、マウスホイールの挙動がおかしくなり回しても反応しないことが多くなりました。
最近BF6でFPSゲームに復帰しましたが、殆どWEB閲覧でPCを使用するので非常にストレスでした。買い替えようかと思いましたが、それなりにいい物なのでネットを参考に修理することにしました。
やり方は、まずマウスのソールを剥がします。ソールは再利用できるが凸凹する場合があるので、アマゾンでJAN4067668150757のリプレイス品を購入。
剥がした所あるネジ4本を外します。これでホイールが露出するので、左右の軸受けの埃を除去し写真に示す回転検知部に接点復活剤を滴下し馴染ませます。
これでマウスホイールの動作は正常に戻りました。補修用のソールもサイズがぴったりで完全に元通りとなりました。

|